[猫] 二十歳の猫、ありのままの愛




目にした光景に、
忘れかけていた記憶が蘇る。











日用雑貨や猫さん用品は、
ほぼ楽天SHOPの 爽快ドラッグ楽天24 さんで購入してしまうので
随分久しぶりに訪れた夕方のホームセンターで。





ちょうどご飯の時間。
まるでガラス張りのアパートの、その向こう側。





ホワホワした毛を逆立てピョンピョン飛び跳ねる、
ガラスに顔を擦り付けて目を見開いて懸命に覗き込む、
尻尾をビュンビュン振りくるくる回ってアピールする。





本能の躍動。
丸くて柔らかなで機敏な生き物たち。





あぁ、 猫 ってこうだったっけ。









うちの猫さん、二十歳。





二十歳の猫のイメージは?
お年寄り? 寝てばかり? ヨロヨロ?








起きてご飯を食べ

ストーブに当たり

水を飲み

時々甘えて

また眠る







こんなルーティンの繰り返し。
うちの二十歳の猫さんの毎日。





だからすっかり、
猫ってこう言うもんだよね って。





でもそれって・・・
相棒猫が亡くなった、
3年9ヶ月前からだったのかもしれないね。





でも時に、
ご飯が気に入らない or もっと欲しい時は
目力アピール でテコでも動かず。











水は、以前のお湯(熱湯?)ブームが去り、
今は蛇口からの直接飲みブーム。
要求は入浴中であろうとお構いなしで・・・










目覚めると、とりあえずストーブ付けろと。
特等席に陣取って満足げ?











時々気が向いたら、
膝の上に乗りゴロンと甘えたさん。
このツンデレがたまらなーい。











うちの猫さんにも、
垂直に跳んだり、ゴム鞠みたいに弾んだり、
相棒猫に唸り声を上げて威嚇しあったり、
耳元でゴロゴロ止まなかったり・・・





ホームセンターで、
丸くて柔らかで機敏な仔猫たちを見たら
そんな時代が確かにあったことを思い出しましたよ。











すっかりお婆ちゃん。
お互いにね。





もう弾むことはない。
何かにじゃれつくこともない。
耳元でゴロゴロ鳴くこともない。




どっしり構えて落ち着いて多少のことでは動じず、
我儘で、強情で、気難し屋さん。





   その、ありのままの姿がいいんです。





20年間で、3回の引越しもずっと一緒。
いつでも黙って(本当は怒っていたかも・・・)、
私に付いて来て、常に傍にいてくれた猫さん。





起きてご飯を食べ

ストーブに当たり

水を飲み

時々甘えて

また眠る





そんな、
二十歳のありのままの姿。











カメラ嫌いな猫さん。
中々正面を向いてくれません。。
怒ってる?
しつこくしてごめんなさいね。





躍動する仔猫たちを見たら、
少しのサービス精神もない頑なな二十歳の猫さんが、
もっと愛おしくなりました




ゆっくりゆっくり 歳を重ねてね。














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