[猫] 二十歳の猫、長生きすると言うことは

2階LDKのソファの上。
猫さんスペースも少し前から春夏仕様に。






3月の定期検診で、重度の貧血状態を指摘された猫さん。
薬の処方で、一時は良くなったかに見えたものの
ここ数日で急激に衰えてしまいました。。。







辛い現実 。。

小説や映画、そしてTVのドキュメンタリー等
どんなに悲惨で残酷なストーリーでも
ラストにわずかでも光明が見えるものには救われます。
逆にそう言った筋書きでないと触れる気自体も起きません。。



なので自分のブログにも、
なるべく楽しい話題を書きたいなぁ〜と思ってしまいます。
現実には辛いこと苦しいこと悲しいこと・・・多々あるけれど、
楽しいブログを綴っていると、それ自体がストレス解消となり
気持ちが明るく前向きになれるのです。





二十歳の猫さん。
私が20代後半の時からずーっと一緒。
3度の引越にも耐え、家に帰ると必ず待っていてくれる。



そんな猫さんの生の炎が
チラチラと頼りなく、か細くなりつつある悲しい現実。
こんなに長生きしてくれたのだし、
それは仕方のないこと。



4年前に半年違いの弟猫が16歳で逝った時、
生命はいつか終わりが来るものだと
充分承知したはずなのに、見えないふりをしていた日々。




片足だけがプヨプヨと・・・

数年前から甲状腺機能亢進症の薬を服用。
そして今回の貧血状態によりステロイド剤の服用も。
程なく貧血状態の改善が見られたので、
様子を見ながら徐々に薬を減らしていました。



そんなある時、久々に膝の上に乗せて体を撫でていると
足が大きくなったように感じました。
ステロイド剤の影響か食欲が増進していたので
太ったのかな? と両脚を見てみると

片足だけが異常に大きい





そして触ってみるとプヨプヨとしているのです。
注意して見てみれば、大きくなった方の足が重たいのか
細い方の足で引きずっているような感じ。。
触っても痛がる様子がないのが幸いなものの、
逆に何も感じなくなっているの? と言う不安も。。。



病院へ連れて行くと、
腹水が溜まってしまっているとのこと。
片足だけでなく下半身自体が膨張してしまっているそう。



胸水が溜まることは割合見られるものの
腹水は珍しいと言われました。
そして排尿はあるものの、尿自体汚れている、
更に心臓の働きも悪く、糖尿の疑いも・・・

甲状腺、貧血、心臓、糖尿・・・




あれを治そうとすればここに影響が、
ここの治療をすると今度はそっちが・・・と、
病状が互いに作用し合っている状態。。




迷惑を掛けない猫さん。。

貧血状態との診断を受け、ステロイド剤を服用し
しばらく過つと尿モレ現象が見られるように。



歳を取るにつれ、ベッドの中で寝ているうちに
漏れてしまうことはあったものの
ベッドの外で出してしまうことはありませんでした。



日に日に動きが鈍くなりフラつきも増し、
尿を出したいその時にトイレへ行き、
段差を乗り越え砂の上にして、
その上に砂を掛けるという、一連の動作が難しい。



ゴハンを食べながら出てしまうことが多いので
お食事スペース前にシートを敷き詰めてみました。




そしてトイレは、
犬用トイレトレーにシートを敷き
その上に今まで使っていた屋根だけを乗せてみました。




すると猫さんは、教えた訳ではないのに
ちゃんとシートの上だけで排泄をするように。
砂トイレと違い、お掃除はシートを替えるだけでとても楽。
私たちの負担も軽減したのです。



今まで使用していたトイレはキレイに洗って保管。




いつか、コロッと元気になって
勢いよくトイレに入り込み、砂の上に排泄しガッガッと、
豪快に砂を掛ける音が聞こえて来る・・・
そんな日がまた来るかもしれないという一縷の望み。




祈るだけの日々

1階の階段は、いつでも病院に行けるよう
キャリーケースの定位置に。




大柄で敏捷な弟猫がいたせいか、
要求はいつでも大声でアピール。



柄に似合わぬ野太い声で、諦めることなく鳴き続け
我を通していた猫さんなのに、
今やうんともすんとも鳴かなくなって、
ベッドで丸くなって眠り、喉が乾くとお風呂場へ行き、
シートの上で尿をして、また眠ることの繰り返し。



食もすっかり細くなり、
プヨプヨした片足以外の足がことさらか細く見え
今に体を支えられなくなるのでは。。。という危惧も。




GW中は、朝3錠、夜2錠だった薬は
朝夜3錠ずつ、そして1日おきに1錠と、
合計4種類に増えてしまいました。。



いろんな症状と戦っているはずなのに、
私たちにはまったく負担を掛けることなく
静かで落ち着いている猫さん。



扉を開けると、
必ずそこにいてくれる当たり前。






静か過ぎて思わず胸に耳を当ててしまうことも。。







今までの猫生の中で、
一番穏やかに過ごしているとさえ思えるような。
見た目の穏やかさ通り、
痛みなどの自覚症状がないことを祈るしかありません。




5月16日は、弟猫の命日。
4年前のあの日にお願いした通り、

姉さんを見守ってやってね。











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